はみ出しとおはなし

はみ出しとお話

リモコンは露伴のマシンに向けて押す。

露伴は会員制のスポーツジムで橋本陽馬という若い男と出会う。陽馬は駆け出しのモデルで、事務所の社長から「体を作れ」と指示されてジムに通う、無気力でつかみどころのない青年だった。だがこの日を境に陽馬はランニングにのめり込むようになり、走りに対する執着は次第に常軌を逸していく。ある日、久しぶりに露伴の前に姿を見せた陽馬は見違えるほど自信に満ちあふれていた。そして陽馬は、露伴にある勝負を提案する…

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岸̶田̶御̶飯̶岸辺露伴先生が登場する「岸辺露伴は動かない」、皆様ご覧になりましたでしょうか?

昨年の放送から一年が経ち、更に進化した露伴先生が見れると思うとこの三日間は寝るにも寝れない日が続きそうです(1日目は普通に寝れました)。

 1日目は「ザ・ラン」!アニメ化もされている「岸辺露伴は動かない」のエピソードの1つです。が、話の導入となる部分の不動産、京香ちゃんとの会話は六壁坂の冒頭と重なる部分が多かった印象です。サインくらいスペシャルサンクスが見れて嬉しかった、露伴先生の漫画にかける思いやそれを読んでくれている読者に対する態度が垣間見れて良かったです。

あと京香ちゃんの服がまた一段と可愛くなって女児のワテクシはもうここで100点あげちゃいます〜〜〜💖💖💖

まあ、前回なんか羽振り良かったから予算が増えたんでしょうね、私も嬉しいな。予算が増えたからか露伴先生や京香ちゃんの色んな格好が見れて嬉しいね、その増えた格好のうち、この話に出てくるトレーナーはいいよなあ…………………お前もそう思う?服装もそうなんですけど、身に付けている人の身体的なところもいいですよね。例えば筋肉とか!高橋一生さんの鍛え方が100点満点すぎる。細すぎる腕は少々貧弱さを感じさせられるのですが、その腕にこれでもかと浮かんだ血管はめちゃくちゃめちゃくちゃめちゃくちゃめちゃくちゃめちゃくちゃめちゃくちゃめちゃくちゃ良き。

足も細い、女の私よりも。…そりゃ一生は鍛えてるもんね。なんかダンベル?の使い方も何それって感じの使い方だし相当鍛えてるんだろうな。別に嫉妬とかしてない!マジで!ほんとに!

 そんでそんな細マッチョの前に現れたゴリマッチョこと橋本陽馬こと笠松将もちゃんと筋肉お化けだった〜〜〜!!多分デコピンだけで死ぬ。相当この作品のためにどちらも鍛えてきたんだな…ってのが映像越しに伝わってきます。いや、その筋肉に私達が理解‹わ›からされている…かな。

 まあまあまあまあまあまあまあまあまあまあまあまあそういう原作だし?ここまでは当たり前じゃん?当たり前ではないんだけど。ここからもすごいんだなこれが。

 まず橋本陽馬が異常になっていく様子が丁寧に描かれている。ここめちゃんこデカイ。アニメと漫画ではもうとっくにやった後の話しかしてなかったけど、どういう状況でどう殺したかが丁寧に描写されていて、橋本陽馬が橋本陽馬ではなくなっていくのが目に見えて分かる。NHKがオシャレなランニングシーンを撮りすぎていて、なんかそういう番組?みたいになってたとこも良かった、走り過ぎ。

 あと皆が言ってた例の「ここ、賃貸だよ…?」で有名な彼女の部屋を勝手にボルダリングの変な石まみれにするキモキモキモキモキモチワルシーンが立派に再現されててリアルに鳥肌が立った。私も彼氏にこの部屋にされたら気持ち悪いとかじゃなくてなんかもう面白すぎてまず写真とかとっちゃう、ここで私の心の広さをアピール。 

 んで、この話の核となる何とかかんとかで勝負するシーンですよ。結論から言います

超絶良かったです。

初めの前哨戦ではしっかりと岸辺露伴は不正して、橋本陽馬に勝利。ズルい、やはり岸辺露伴は悪。そしてそこに「大丈夫か?(笑)」と畳み掛ける極悪岸辺露伴。相手の気持ちを考えてやれよ…。そりゃイライラするわな橋本陽馬もこれにはパンッッッッ!!!と威嚇。

そしてそんな前哨戦から真っ暗な夜の中、人っ子誰一人いない二人だけのジムでの本戦。露伴先生は高い金(27万)を払って夜も通っていたため客、そして従業員さえもいないその状況を不審がる。まあでも皆自粛とかあるもんね〜偉い〜って感じで流すとそこには橋本陽馬の姿。なんかマシンは反対向きだし聞いても「今にわかりますよ」だってさ〜〜〜、意味わかんねーよ〜〜〜!!とまあその勝負に乗る高橋一生こと岸辺露伴。負けずぎらいみたいなとこあるもんね。

そして橋本陽馬も露伴先生の不正には気づいていた様子でその告白から始まる2回戦。スイッチも拾える速度も22㌔から25㌔に上がり、なかなか厳しい戦いとなるのは分かりきっている。

その戦いには流石に40代独身岸辺露伴もキツイと考えるが…よく周りを見てみると橋本陽馬の手によって殺され第一死人を発見…!まさか…!?そこからの危険信号かまだ22㌔すらも到達してないのにそのスイッチを拾おうとする露伴先生。

だが毎晩怪しいよく分からない村で走っていた為ガチムチゴリマッチョになっていた橋本陽馬に指を折られる。単純に怖いわ。「まだですよ、露伴先生」

流石に40代独身岸辺露伴もその痛みには堪えたようでめちゃくちゃ暴れて、そのままマシンから叩き落とされる。柱にもたれかかっていると、「このまま再開しないと露伴先生も邪魔とみなしますよ」とちゃんとした殺害予告を壁ドンされながら受ける露伴先生。なので〜……………ヘブンズ・ドアーしちゃいます!!(待ってました〜〜〜〜‼️‼️)ぺラ

…ふむふむふむふむ…ん?ふむふむふむふむ

なるほど〜〜〜🤚🤩🤩

こいつやっぱりあいつらを…。第一死人達の脈を測る露伴先生、私も露伴先生に脈測られたい。そしてこいつら死んで…

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おもむろに空気を読むようにジム内の電気が消え………まさか?「Happy Birthday‼露伴先生〜‼」え、うれしい…♡

 

 

 

 

バリーン!!!……………は?何やらガラスが割れるような音。そちらに目を向けると気が狂ったのか後ろ向きに走りながらダンベルでジムのガラスを割っている橋本陽馬。←⁉️

普通にガラス割っててこれには私も手を叩いて大爆笑。あとここも再現度が高い、後ろ向きに走るという高等テクニックをしながらガラスを割るその姿はしっかりと橋本陽馬でした。でもやっぱり、NHKさんも「ガラス直すんで…割らせてもらってもいいですか…?あと…ダンベルで割りたいんですけど…」ってお願いしたんですかね、ウケる。

 そんなNHKさんを困らせるような行動には流石に露伴もドン引き………………するどころかむしろ喜んでいました。天才だよほんとお前は。ここで露伴先生の口から発せられた己の探究心が漏れに漏れたセリフは岸辺露伴の行動におけるすべてを説明していて本当に素敵、私の座右の銘決まったな。

そして、勝負を再開する露伴先生。橋本陽馬も流石にハンデをくれてなんとか互角のスピードまで追いつく、二人のメーターは徐々に25という数字に近づく。そしてこの勝負の決着は…………………

 

 

 

 

 

露伴先生の負け。

橋本陽馬がスイッチを拾い上げ、思わず歓喜の声を漏らす。ものすごく嬉しくて…叫びたい気分です…ぐおおおおおおおおおお!!

そしてそのスイッチを押した橋本陽馬のマシンは止ま………

 

る事なく、露伴先生のマシンが止まる。

「念の為、書いておいてよかった」

「リモコンは露伴のマシンに向けて押す。」

 

バカやばすぎ、今死んだら走馬灯は岸辺露伴は動かない。第4話「ザ・ラン」が流れる予定です。